建て方の現場に行きますと、クレーンを使ってテンポ良く木造が建てられていきます。ほぼノータイムで組み上げられますが、下の大工さんは梁に打たれた符号を見て「次は”9”通りを”い”から!」と指示して、上の大工さんがその場所に待ち構えます。
図面を見ますと、どんな家でもこの通り符号は右上から「1,2,3,4…」「いろは…」と打たれていきます。なので例え図面を毎回見返しなくても、このルールがあるので間違える事なく家が組み上がるんですね!
この符号は他にも、大工さんと設計者が図面を一緒に見なくても電話で
など、口頭でも間違いなく確認できる様になります。昔から今でも伝わる建築の好きなルールの1つです。モジュールを持たないRC造では「X1,X2,X3…」と少しカッコいいですが、柱が打たれる木造は「いろは」でいきたい所ですね!