2022.03.17
  • コンセプト
  • 意匠

天井高さは「2,250」

  • ル・コルビュジエ
  • 伊礼智
  • 中村好文
  • 天井高さ
  • 尺貫法

特にご要望がない場合、断面(高さ寸法)計画も自分なり標準を用意しています。

  1. 天井高さ=2,250mm
  2. 1階階高=2,700mm
  3. 階段蹴上=180mm×15段

天井の高さが少し低いような気がしますね。「圧迫感はないですか?」「せまく感じないですか?」と質問されますが「大丈夫です。居場所の広がりや家のつながりを強める為に、天井を少し抑えめにしています」と答えています。テレビのCMでは天井は高ければ高い方が良いと言っていますので、逆のことを言い出してます。

  • 既製寸法の窓を床から天井の全面ガラスにする事で、視線が抜けて庭や空と一体感を持たせる。
  • ヨコとタテの寸法に、名刺やA4用紙などの黄金比がちょっと加わる。
  • 吹抜けがあれば、高さに抑揚が与えられる。
  • スイッチなど全体的に重心を低くする事で、腰の入った安心感が感じられる。
  • 尺貫法に揃えて、DNA記憶のすんなり感を与える。

なんて事を真剣に考えています。また、平面の尺貫法グリットと同じように断面も同じグリットを起点して考えるようにしています。例え既製品を付けるにしても、起点を揃えればスッキリ見えて良いかな?なんて思いますよ!

座右の書から

「住宅の場合、階高は小さければ小さいほどよく、天井が低すぎて失敗したことはない」

堀部安嗣著「小さな五角形の家 全図面と設計の現場

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